健康的なシャンプーの選び方

私達人間は、日常生活の中で清潔で美しく、身だしなみとして毎日シャンプーする習慣となりました。
シャンプーの目的も変化があり、汚れを落とすだけでなく機能性を持たせた内容となり、髪に栄養を与えるためにアミノ酸やプロテインを補給したり、ハーブエキスやヒートアップによるトリートメント効果を発揮する商品もあり、洗浄力は二の次で、マイルドで髪にやさしく、天然成分や植物エキスをベースにした天然植物シャンプー系が支持されるようになりました。
天然、自然派、植物系、無添加 etc・・・このようなうたい文句がある商品は多数あります。
「本当にいい物を使いたい」と思ったときにどうしたらよいのでしょうか?
現在、様々な情報が氾濫していて何を信じたらいいのか混乱することが多い傾向にあります。
まずは、本物を見極める知識を養うことが一番の解決策となりますのでここでは「健康的なシャンプーの選び方」を解説していきます。


①化粧品原料の成分は化学成分

化粧品原料として、現在使用されている成分は全て※化学成分名となっており、化粧品原料基準をクリアーして認可された原料のみを使用することができます。 (シャンプーは化粧品部類に分類されます)
新しく改正された薬事法改正により、使用されている全成分の表示名は全て化学成分名となっております。

②天然成分商品も全て精製加工品 
天然成分と化粧品業界で一般的に言われている成分は天然素材原料により抽出、精製加工された原料のことで、原料として保存、商品加工しやすいように手を加えられたものしか化粧品原料として認可されておりません。
食品のジュース類で例えますと、生の果実から絞った絞りたてのジュースは天然100%ジュースですが、店頭で販売されている果汁100%のジュースは濃縮果汁還元と表示し、天然100%ジュースとして販売されております。精製加工されて安全性、保存性が可能でなければ店頭で並ぶような商品としては認可されないからです。(安全生産性が可能なものが認可される商品)
化粧品原料も同じく天然素材が加工されて、安全に使いやすくなった原料が化粧品原料として化学成分名が表示され、精製加工して商品化されています。

 ③化学成分と指定成分は違います 
現在のユーザーの誤った傾向として、化学成分と指定成分が同義語に認知されているのが通例のようです。
指定成分とは人体にアレルギー反応の認証例があった成分をリストアップして表示義務付けられた成分のことで人体に刺激性生じる成分ですが、※合成化学成分に多く区分けされるので、指定成分ができるだけ少ない商品が良いとの通例が確立されたのだと思います。
化粧品業界にて無添加=天然成分商品としてのイメージ戦略化されてきた部分が大きいのですが、改正前の薬事法に基付いた指定成分表示義務が境界線として指定成分未使用商品が限りなく無添加商品としてユーザーに認知されたイメージが強くなったのだと思います。

④※化学成分 ※合成化学成分とは 
化学成分、合成化学成分 = 悪いものと一般ユーザーは認識されているのがほとんどだと思います。

化学成分・・・厚生省が認可している原料。安全生産性が可能なもの  
合成化学成分・・・合成=混ぜ合わせる。化学成分を用途によって混ぜ合わせたもの

厚生省の認可されている化学成分も、その中でさらに安全性の低いものから高いものまで様々です。 簡単にいってしまうと、原料に何が使用されているのか。ここから考えたほうが分かりやすいかもしれません。天然のものから抽出した原料なのか、石油系などの化学原料のものなのか。そこから考えていく方が分かりやすくなります。 

⑤界面活性剤について
界面活性剤 = 悪いもの  の認識が多いようです。
界面活性剤とは、水と油のように異なった性質を持っていて、そのままでは決して融合しないもの同士をつなぎ合わせて乳化します。
役割は、乳化、保湿、分散 等々・・多岐にわたります。
界面活性剤として厚生省が認可している化粧品原料は全て界面活性剤です(3000種以上)。原料保存、安全性において加工をしてますので合成界面活性剤で認可されています。
化粧品、洗剤、石鹸類も加工食品類に至るまで原材料調合過程において、界面活性剤は全ての製品に使用されています。使用しているというより使用しなければ製品化は不可能なのです。
全ての化粧品や洗剤は水分と油成分を混合して乳化することにより製品となります。食品のアイスクリームも乳化剤として界面活性剤が使用されています。
厚生省が認可している3000種の中でもさらに、安全性の低いものから高いものまで様々です。安全性の低いものの中には排水中に泡立って長時間残留するものもあります。
PURE95シャンプーアミノドッグシャンプーに使用されている界面活性剤はココイルグルタミン酸が使用されています。安全性の高い洗浄剤であり、配合により泡立ちも良く(泡切れもよい)、保湿性も高く、髪にツヤとハリをだします。排水もすみやかに成分解性されます。)

例として
アミノ酸系のシャンプー基材はグルタミン酸と脂肪酸から造られた基材で、汚れを落とす役割をもつ成分として組み合わせ方で色々な特徴のある成分が造られています。
グルタミン酸も合成グルタミン酸(安価)と植物系天然グルタミン酸(高価)があります。(PURE95アミノドッグシャンプーはサトウキビから精製した天然グルタミン酸使用。脂肪酸は天然植物ヤシ油脂肪酸を使用。)

⑥天然成分はコストが高い
天然由来成分は、その性格上、物質的、衛生的に不安定で必ず天然原料自体に原料の保存、安全性を確保するためにコストアップとなり、原料も高価になります。 一般に、大量生産されている安価なシャンプーは化学原料が使用されているものがほとんどです。なぜなら、化学原料のほうが原料が安価でコストダウンに繋がるからです。豊富に天然成分を原料にした商品は必然的に高価な価格設定になってきます。だいたい2,000円以上が正当な価格帯といえます。 


良いシャンプーを選ぶには

シャンプーはどの原料を使用し、配分、組み合わせることによって何通りにも無限に造られていきます。素材原料の選択と調合によって品質の良し悪しが決まってきます。数多くあるシャンプーの中から自分自身にぴったり合うシャンプーを見つけるのは大変なことです。十人十色で感じ方も違ってくるのですから。究極に結論付けると最終的には使ってみなくては分からないという事が言えるかもしれませんが①〜⑥で挙げた知識を基に自分に合ったシャンプーを探してみてください。

トイプードル写真
チワワ写真
Mダックス写真

愛犬の健康的なシャンプーの選び方
私達と毎日生活を共にする愛犬の健康と清潔な日常を過ごすためにも正しいシャンプー剤の選び方が大切です。シャンプーの目的は愛犬の皮膚を清潔に保ち、動物が本来持っている皮膚のバリア機能を正常化するとともに、犬の体臭や皮脂臭を取り除くことで私達と快適に過ごすことが出来るのです。
愛犬の皮膚は人間の肌よりデリケートですので、低刺激タイプ(弱酸性)を選ぶべきです。
また、シャンプー成分は皮膚を通して体内に吸収されます。故に、強い化学成分が入ったシャンプーは必要最低限にするべきです。ノミの殺虫成分の入ったノミ取りシャンプーはノミが寄生しているときだけに限定して使用すべきで、殺虫成分は少なからず生体に良い影響があるとは言えません。
また、洗浄力の強いシャンプーも皮膚のツヤ感や皮脂分の取り過ぎとなり、愛犬の皮膚にはよくありません。
犬種にもよりますが、長毛犬はしっとり、さらさら感に洗いあがるタイプが良いでしょう。
皮膚のトラブルがあり薬用シャンプーを使用する場合は、症状に応じて抗痒(かゆみ止め)タイプ、抗真菌タイプ、抗炎症タイプ等ありますので獣医師とよく相談して選択してください。

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